

当院は、愛知県より平成27年10月1日付で救命救急センター(三次救急)に指定されました。心筋梗塞・脳卒中・頭部損傷等の重篤な救急患者に24 時間体制で高度な救急医療を提供しています。
年間救急車台数
約6,100台
年間救急搬送患者数
約17,400人
当院の救命救急センターの紹介をします。
夜間休日の救急受診患者は、昨年度は17,379人でこれは年々減少傾向です。年間収容救急車台数は昨年度は6,066台でした。地域住民、地域医療機関、消防等の地域から信頼される病院を目指していますので極力救急車要請は断らないようにしており、昨年度の断り件数は年間13件で、救急車応需率は99.9%を誇ります。
救急搬送患者の重症度は、昨年度で軽症54%、中等症21%、重症23%、心肺停止2%でした。
研修期間は、初期研修1 年次に2 週間と4 週間の2 回、同2 年次に4 週間となっています。
救急専従医が平日日勤帯は救急外来に常駐しており、主に救急搬送された患者の診療をOJT(On the jobtraining) で指導しています。研修医の習熟度に合わせて手技や判断などを専従医のバックアップのもと積極的に実施しています。

副院長 兼 救命救急センター長
竹内昭憲

救急研修で最低限習得してほしい項目として
2.RUSHエコーを用いてショックの原因を鑑別できるようになる
3.多数傷病者に対してトリアージができ、災害チームを指揮できるようになる
4.呼吸不全の管理ができるようになる
呼吸不全の重症度の鑑別ができ酸素療法と陽圧換気の使い分けができるようになる
NPPVが使用できるようになる
診療録記載に関しては、傷病者の病態や診断に関するアセスメントをどのようにすべきか論理的に記載できることを重点的に指導しています。
当院で受講可能な蘇生法の講習会としては、AHA(米国心臓協会)のBLSとACLSを年2回ずつ、日本救急医学会のICLSを4回、日本内科学会JMECCを1回、NCPRを1-2回実施しています。
当院で研修を考えている方もどんな病院だろうと少しだけ興味ある方も、ぜひ救急科見学にお越しください。お待ちしております。

当直時間は、宿直は17:00~翌8:30、日直は8:30~17:00です。
管理当直医・シニア当直医などの指導のもと、1年次研修医2名、2年次研修医2名の体制で救急患者の診療を行っています。1年次研修医は、5月のGW明けから当直開始となります。
院内には研修医のほか、以下の医師が当直を行っています。
管理当直医(内科)1名
シニア当直医(内科専攻医)1名
外科当直医1名
ICU当直医NICU当直医・産婦人科当直医
17:00〜22:00 | 22:00〜8:30 | |
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平日 | 1年次A当直 | |
1年次B当直 | ||
2年次夕直 | ||
2年次B当直 |
1年次:約4回/月、2年次:約4回/月
※当直明けは、ローテート研修は全科休みとなります。