地域医療支援病院とは                                      

 地域医療支援病院とは、地域の中核病院として、かかりつけ医(かかりつけ歯科医)を支援するとともに、地域の医療機関と相互に連携・協力しながら、患者さんにとって必要な医療を切れ目なく提供する「地域完結型医療」の中心的役割を担う病院で、医療法第4条の規定に基づき都道府県知事が承認します。
 当院では、地域の医師会等のご協力により、2019年10月にこの承認を受けました。尾張北部医療圏(江南市・犬山市・岩倉市・小牧市・春日井市・扶桑町・大口町)において、これからも患者さんに提供する医療内容の役割分担を図るとともに、地域全体の医療の質を向上させることで、地域住民の皆さんが安心して医療を受けられる環境づくりを支援してまいります。

地域医療支援病院の役割図

紹介患者に対する医療の提供

 かかりつけ医に受診している患者さんが、専門医の治療が必要と判断された場合、紹介状を江南厚生病院に送付することで、専門医の予約診療を優先してうけられるようになっています。診療当日は、1階の地域医療連携センターで受け付けしています。診察結果は、かかりつけ医に迅速に報告し、一部の医療機関においては実施した医療内容を自院で確認することができます。

※江南厚生病院では、地域医療ネットワークシステム「こうせいネット」を導入されている医療機関において、患者さんの同意がある場合に当院での診療情報を閲覧できるシステムを運用しています。

施設・設備等の共同利用

 かかりつけ医が、患者さんのために当院の医療機器等を予約し、検査を受けていただくことができるため、その検査結果を自院での診療に生かすことができます。

救急医療の提供

 救命救急センターとして、24時間体制で救急医療を行っています

地域の医療従事者に対する研修の実施

 地域の医療従事者の資質向上のための研修会等を開催しています。

地域医療支援委員会の開催

 外部からのご意見やご要望を拝聴する機会として、地域の医師会長をはじめ、行政、消防の代表者、学識経験者等にご参加いただき、年4回開催しています。